足元の声

輝洋

2010年11月08日 22:00



前をみて歩く

歩き続けてふと

足元を見た時

一輪の花に出会った

小さな小さな体で

まぶしく光っていた



体が震えた

前を見て歩いて

沢山の花を見落としてきたんだろうか

もしかしたら

踏みつぶした光もあったんだろうか

終わった過去

過ごした今

前をみて

足元をみなかった時間の長さ

前を向く事をやめる事は出来ない

けど

通り過ぎた花達が教えてくれる

すぐ近くの光の形

その光に照らされながら歩いていく

何処までも何処までも

いつか来る終わりまで

何処までも何処までも

遠く光り続ける花を忘れず

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