月は何を思う

月は空で何をおもうだろう
太陽がなければ、回るだけの星
一番近くに居て気付かれない星
でも太陽がある
だから夜に輝ける星
月は太陽があるからこそ
満月、上弦、下弦、新月・・・さまざまな姿を作り
空に輝く
光を持たずとも、光る星
軌道を回り、光を受ける生き方
だからこそ光の存在を大きく思っていると思う
光を持たぬが故
光を妬むのではなく
光を受ける生き方
とても大好きな詩集
長田弘「深呼吸の必要」より
時々アントーパー・プロヴィッチの短い詩を読む
人生とは苦悩に値するものなのだろうかといったチェーホフ
大事なのは自分は何者なのかではなく
何ものでないかだ
急がないこと
手を使って仕事すること
そして
日々の喜びを
一本の樹と
共にすること
何ものなのかではなく
何ものでないか
とても胸に響く
俺はアーティストと出会ってから自分を小さく思った
でもその時この詩を思い出し
そして今がある
あの時太陽を妬んだり羨ましく思い続けたら
今の俺はいないと思う
輝く人がいればその光を浴びる生き方
それは確かに自分よがりにしてはいけない生き方
光の根源は太陽なのだから
その光で俺のクレーターを写しだせばいい
そう思いつつ
まだまだ月にはなれない自分がいる
ゆっくりでいい
でも確かに月明かりのような光を描ける
写真家になりたい
2010/6/10 輝~AKI~
小鍛治輝洋Flickrページ

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2010年06月10日 Posted by輝洋 at 22:00 │Comments(0) │写真&言葉
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